読みました。
- 作者: 小野不由美
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1998/09
- メディア: 単行本
- 購入: 14人 クリック: 2,926回
- この商品を含むブログ (68件) を見る
引き込まれて、ほとんど一気に読んだんだけど、
読んでて辛かった。
「屍鬼が村を蝕んでいく話。」というと、ただの「吸血鬼もの」としか聞こえなくて、
元は人間だったけど、もう化け物になってしまった存在が人間を脅かし、
それに人間が立ち向かう話、としか思われないだろうし、実際そういう話なんだけど、
それが実際読むと、重い。
怖い。辛い。哀しい。理不尽。矛盾。罪。
読んでて本当に複雑な気持ちになった。
小野不由美の本、久々に読んだけど、
この人の話は深いなぁ。